2018年度のブラウブリッツの損益を他クラブと比較する(その1)

 2019-07-30
7月23日に開示された2018年度Jクラブの経営情報をもう少し見てみます。

https://www.jleague.jp/docs/aboutj/club-h30kaiji_3.pdf

2018年度のブラウブリッツの損益を福島、群馬、相模原、長野、富山、鳥取と比較してみましょう。
まずは、営業収益から。

(単位:百万円)
-----秋田* 福島* 群馬* 相模* 長野* 富山* 鳥取
営業収益計 435* 367* 462* 331* 675* 482* 475
スポンサー収入 255* 246* 228* 212* 417* 321* 245
入場料収入 020* 012* 043* 035* 046* 028* 034
Jリーグ配分金 027* 026* 119* 026* 028* 034* 027
アカデミー収入 047* 032* 000* 000* 026* 053* 043
 物販収入 013* 026* 022* 031* 010* 022* 030
その他収入 073* 025* 050* 027* 148* 024* 096

2018年度のブラウブリッツの収益の割合は、次の通りです。

スポンサー収入 59%(2017年55%) 2017年比+57百万円
入場料収入 5%(2017年4%) 2017年比+04百万円
Jリーグ配分金 6%(2017年10%) 2017年比-08百万円
アカデミー収入 12%(2017年12%) 2017年比+04百万円
 物販収入 3%(2017年3%) 2017年比+03百万円
その他収入 16%(2017年16%) 2017年比+15百万円

秋田のスポンサー収入は、2017年度比+57百万円(+28.8%)となりました。
増加額75百万円のうちの76%がスポンサー収入です!!

Jリーグ配分金は、2017年度の35百万円から8百万円減の27百万円(-22.9%)になりました。
これは配分金をJ1、J2、J3の順番で傾斜方式で配分するってことなんですかね?
あと、Jリーグ配分金は、ほとんどのクラブが秋田と同じぐらいですが、盛岡、YS横浜、富山はそれよりも8百万円ほど多い。
なんで?

また、その他収入は、昨年比でも+15百万円(+25.9%)と増えていますが、その内訳が分からないのが不安と言えば不安。
これが一過性のものではなく、ずっと続くものであればいいんですが、、、
ただ、その不安を払拭するぐらいスポンサー収入が増えていることは頼もしい限りです!!

また、秋田の金額を100%とした場合、他クラブは次のようになります。

(2018年度、単位:%)
-----秋田* 福島* 群馬* 相模* 長野* 富山* 鳥取
営業収益計 100* 084* 106* 076* 155* 111* 109
スポンサー収入 100* 096* 089* 083* 164* 126* 096
入場料収入 100* 060* 215* 175* 230* 140* 170
Jリーグ配分金 100* 096* 441* 096* 104* 126* 100
アカデミー収入 100* 068* 000* 000* 055* 113* 091
 物販収入 100* 200* 169* 238* 077* 169* 231
その他収入 100* 034* 068* 037* 203* 033* 132

秋田のスポンサー収入は、前年比で+75百万円増え、前年は秋田よりスポンサー収入の多かった福島、群馬、鳥取を抜きました!!
更に、秋田のスポンサー収入は、J2の水戸も抜いています!!
(秋田2.55億円、福島2.46億円、群馬2.28億円、鳥取2.45億円、水戸2.05億円)

これはフロントの皆さんをほめたい!!
そして、スポンサーの皆さん、ありがとうございます!!

秋田のアカデミー収入は、富山より6百万円少ないですが、長野より21百万円多く、収益源として優秀だと思います。

あと、秋田の入場料収入は、前期比で+4百万円増え、20百万円を達成しました!!
入場料収入だけで20百万円を達成するのを願っていたので、この願いは叶いました!!

ただ、J3の平均は29百万円なので、他のクラブと比べると少ないですね。
相模原は営業収益は秋田より少ないですが、入場料収入だけを見れば、秋田の1.75倍ありますし、長野の入場料収入は秋田の2.3倍、北九州に至っては5.35倍あります。
なお、富山の入場料収入は、前年比▲6百万円の28百万円になっています。
成績が低迷すると入場料収入は減少傾向になるんですかね、、、

次に、支出について。
支出については、チーム人件費に焦点を当てて比較してみます。

(単位:百万円)
-----秋田* 福島* 群馬* 相模* 長野* 富山* 鳥取
チーム人件費 148* 125* 223* 109* 293* 195* 106

チーム人件費は、選手・スタッフだけの人件費と仮定します。
なお、秋田のチーム人件費は、前年比で+34百万円となっています。

また、秋田のチーム人件費を100とすると、
福島84%、群馬151%、相模原74%、長野198%、富山132%、鳥取72%となります。
鳥取は秋田の72%のチーム人件費で秋田よりも上位にいったのか、、、これは悔しい。

次に、U-23を除くJ3リーグ14チームの2018年度のチーム人件費を、多い順番に並べてみました。
また、金額の横に2018シーズンの順位を記載してみました。
順位の右の数字は、チーム人件費順位からシーズンの順位を引いたもので、この数字がプラスであるほど、チーム人件費のコストパフォーマンスが高いと言えるかもしれません。

01. 長野 2.93億円 (10位) ▲09
02. 北九 2.87億円 (17位) ▲15
03. 盛岡 2.68億円 (15位) ▲12
04. 群馬 2.23億円 (05位) ▲01
05. 富山 1.95億円 (11位) ▲06
06. 鹿児 1.79億円 (02位) +04
07. 秋田 1.48億円 (08位) ▲01
08. 福島 1.25億円 (12位) ▲04
09. 藤枝 1.19億円 (16位) ▲07
10. 沼津 1.18億円 (04位) +06
11. 相模 1.09億円 (09位) +02
12. 鳥取 1.06億円 (03位) +09
13. 琉球 0.99億円 (01位) +12
14. 横浜 0.44億円 (15位) ▲01

2018年度の秋田のチーム人件費は、14チーム中7位で、チームの順位は8位。
上記14チーム以外にJ1予備軍のU-23が3チームいることを考えると、10位になってもおかしくないのに8位になったのは妥当と判断します。
また、秋田よりチーム人件費の多い6チームのうち、4チームが秋田よりも順位が下ですからね。

なお、秋田のチーム人件費は、前年比で+0.34億円増えましたが、営業利益の赤字を3百万円に抑えています。
収益と補強のバランスをうまく取ったと思います。

他のチームのチーム人件費については、盛岡のチーム人件費が2.68億円で3位になっていることに驚き。
どこからそんな金を捻出したんだ?

そして、昨年、「2017年度は、チーム人件費7位の秋田(1.14億円)が優勝し、チーム人件費1位の北九州(3.08億円)が9位となったことで、チーム人件費と順位の関連性を打ち壊したシーズンだったと言えるかもしれません。」
と書きましたが、2018年度は、チーム人件費13位の琉球(0.99億円)が優勝し、チーム人件費1位の長野(2.93億円)が10位、チーム人件費2位の北九州(2.87億円)が17位となったことで、2017年以上にチーム人件費と順位の関連性を打ち壊した2018シーズンでした。

しかし、チームの強さの根幹は、営業収益です。
お金を稼げないチームは、一時的に強くても、その強さを維持できません。
ブラウブリッツの営業収益は、J3の平均の4.44億円に達していませんが、2018年度は4.35億円となり、元J2の群馬の4.62億円、富山の4.82億円、鳥取の4.75億円に近付いています。

10年以上前は、J2で戦うには年間3~4億円の営業収益が必要と言われていましたが、今やJ3の平均でも4.44億円となり、10年以上前のJ2ボトムスよりも多額の収益が必要になっています。
J3で上位を狙うのに多額のお金が必要になってきていますが、ブラウブリッツはそれに対応できていると思います。

最後に、損益について。

(単位:百万円)
-----秋田* 福島* 群馬* 相模* 長野* 富山* 鳥取
営業利益*-003*-016*-037*-005*-047*-041*013
営業外収益 006* 002* 005* 005* 000* 002* 000
営業外費用 001* 000* 000* 001* 000* 000* 010
経常利益 002*-014*-032*-001*-047*-041*003
当期純利益 002*-014*-035*-001*-047*-039*002

2018シーズンの営業利益は、ここに記載の7チームのうち、秋田も含め、6チームが赤字となっています。
(秋田▲300万円、福島▲1600万円、群馬▲3700万円、相模原▲500万円、長野▲4700万円、富山▲4100万円)
というか、14チームのうち営業利益が黒字になったのは、藤枝+100万円、鳥取+1300万円の2チームだけです。

また、2018シーズンの当期純利益ですが、ここに記載の7チームのうち、黒字となったのは、秋田+200万円、鳥取+200万円の2チームだけです。
そして、3期連続で赤字になっても構わないとルールが変わった影響か、J1、J2ライセンスを持つJ3の強豪チームは、軒並み当期純利益が大幅なマイナスになっています。
(群馬▲3500万円、長野▲4700万円、富山▲3900万円)

これに対して、秋田の当期純利益は、200万円のプラスとなっています。
これは、支出を抑え、経営の健全化を優先した結果ですが、秋田のように当期純利益がプラスとなったのは、14チーム中4チームに過ぎません。

多くのチームは、支出を増やし、単年度もしくは複数年度で多額の赤字を出していますが、当期純利益をプラスにする秋田の健全経営がいつの日か報われることを願っています。

以上、ざっと比較してみましたが、秋田の営業収益4.35億円は、J3の平均4.44億円を下回り、14チーム中7位です。
ただ、J3の平均に対し、秋田の営業収益は、2017年度は84%でしたが、2018年度は98%まで迫っています。
また、秋田の営業収益は、2017年比では、21%増えており、秋田の営業収益は大幅に増えていることが分かります。
こうした収益力があるから、ブラウブリッツのJ2ライセンスも維持できているんだと思います。

20131224.jpg

ブラウブリッツのJ2ライセンスが維持できるよう
今後もブラウブリッツを支援していきましょう!!

最後に、ブラウブリッツの入場料収入についてもう一度。

秋田の2018年度の入場料収入は20百万円で、秋田の営業収益に占める入場料収入の比率は4.6%ほどしかありません。
J3の平均が6.5%なので、入場料収入での貢献度はJ3の強豪クラブと比べると低いですね。

秋田のスポンサー収入は、既にJ2の水戸を超える金額(秋田2.55億円、水戸2.05億円)になっていて、近い将来、頭打ちになることも充分予想されるので、今後、収入を安定的に増やすには、入場料収入を増やすことが必要だと思います。

秋田の2018シーズンの1試合平均観客数は2,839人でしたが、今季は悪天候が続いた影響もあり、1試合平均観客数は1,613人にとどまっています。

J2昇格要件から1試合平均観客数3,000人は除外されているので、1試合平均観客数は何人であろうとJ2昇格には関係ありませんが、今季の1試合平均観客数は残念ですね、、、

これまでの9試合での観客数合計は、14,521人にとどまっているので、今後のホームゲーム8試合で毎試合3,000人が入ったとしても、合計で38,521人(平均2,266人)にしかなりません。
この平均観客数2,266人は、2017シーズンの2,364人にも及びません。

ただ、重要なのは、入場料収入がどれだけ入るかということなので、観客数が減っても昨年並みに入場料収入があれば、経営的にはオッケーということになります。

とは言え、1試合平均観客数が2,000人を切ったらJ2ライセンス保持クラブとしては寂しいので、ここから挽回して2,000人超えは達成してほしいですね!

目指せ、1試合平均2,000人!
目指せ、入場料収入2,000万!


にほんブログ村 サッカーブログ J3へ
にほんブログ村
にほんブログ村 サッカーブログ ブラウブリッツ秋田へ
ブログ村 ブラウブリッツ秋田

スポンサーサイト




トラックバック
トラックバックURL:
http://kantobrikichi.blog109.fc2.com/tb.php/2402-cae2c695

コメント











管理者にだけ表示を許可する
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
プロフィール

Author:関東ブリキチ
twitter:@kantobrikichi
閲覧後にクリックお願いします
にほんブログ村 サッカーブログ J3へ
にほんブログ村
にほんブログ村 サッカーブログ ブラウブリッツ秋田へ
ブログ村 ブラウブリッツ秋田
ブラウブリッツ基地外=ブリキチを目指す首都圏在住の秋田県人で
BLUE+ AKITA関東支部(B-FREAKS関東)の世話役・連絡係
B-Freaks_S.jpg

夢は秋田県のチームが国立で公式戦をするのを見ること。
そして秋田県のチームが天皇杯で優勝してACLに出場すること。

首都圏在住のブラウブリッツファンと秋田県人の皆さん、一緒にブラウブリッツを応援しましょう!
応援歌はここをクリック
↓ ↓ ↓
2020新チャント
2020歌詞カード(1)
2020歌詞カード(2)
2019新チャント
2019歌詞カード
2018チーム
2018選手


2020年の関東近郊の試合
8/2(日)vs YS横浜(ニッパ球)
10/24(土)or25(日)vs 沼津
12/13(日)vs 相模原(場所未定)

<被災地支援ボランティア>
陸前高田2012.10(1)
陸前高田2012.10(2)
震災は過去のものではありません。
まだまだ支援は必要です。

秋田県ゆかりの会
8月26日(土)18:00開始
秋田県人以外も大歓迎です!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック

FC2カウンター