2018年度Jクラブ経営情報が開示
https://www.jleague.jp/docs/aboutj/club-h30kaiji_3.pdf
それによると、2018年度のブラウブリッツの損益は、こうなりました。
---- 2018年度 (2017年比) (J3平均)
営業収益 4.35億円 (+0.75億円)(4.44億円)
営業費用 4.38億円 (+0.81億円)(4.60億円)
営業利益 -0.03億円 (-0.06億円)(-0.04億円)
経常利益 0.02億円 (-0.06億円)(-0.16億円)
当期純利益 0.02億円 (-0.05億円)(-0.15億円)
(注)0.03億円=300万円、0.02億円=200万円
営業収益は2017年度比で+7,500万円増加(+21%)の4.35億円。
これに対してJ3の平均は4.44億円です。
営業利益は昨年比で600万円減少の▲300万円。
経常利益も昨年比で600万円減りましたが、+200万円を記録。
この金額はJ3で2位です。(と言うか黒字は3クラブしかない)
単年度の収益では、2013年度から6年連続で黒字です。
ブラウブリッツの営業収益は昨年比で、+21%、7,500万円の増加。
そして、経常利益ではJ3で2位タイの+200万円を記録しました。
クラブの収益力があるかどうかは、営業収益を見ないといけませんが、ブラウブリッツの営業収益は4億円を超え、4.35億円となりました。
10年以上前、営業収益が3~4億円ないとJ2では戦えないと聞いたことがありますが、ブラウブリッツの収益力は、その3~4億円を超え、4.35億円に到達しました。
しかし、現在のJ2の営業収益は平均で15.4億円、最下位の水戸でも6.2億円あります。
まだまだJ2で戦うには営業収益が足りないのかもしれませんが、J2のJリーグ配分金はJ3よりも1億円多いので、ブラウブリッツがJ2に昇格したら、配分金は1億円増加し、水戸との差は8,600万円に縮まります。
J3全体の営業収益の平均は、2017年度4.29億円だったのが、4.44億円になっているので、2017年比で、+3.5%。
秋田の営業収益の伸びは+21%なので、J3全体の営業収益の伸びをはるかに上回っています!!
ただ、秋田の営業収益の限界はどの辺なのだろうか?
昨年の今頃、「(秋田の)2017年の営業収益は3.6億円でしたが、いずれは4億円を超えて鳥取と肩を並べてほしいと思います。」
と書きましたが、いずれどころか、秋田の営業収益は、1年で4億円を超えました!!
2017年度の鳥取との営業収益の差は、1億円近くありましたが、2018年度の営業収益の差は0.4億円まで縮まりました!!
秋田の営業収益の4.35億円は、元J2の群馬の4.62億円、富山の4.82億円、鳥取の4.75億円に近付きつつあります。
ただ、富山は2017年度は5.39億円だったのが、2018年度は4.82億円に下がっています。
秋田は2017年に優勝したことで、営業収益が3.6億円から4.35億円に増えましたが、この金額が維持できる保証はなく、2019年度の収益は下がる可能性がありますし、仮に増えたとしても、J3にいる間は営業収益は4.5億円~4.8億円が限界なのかもしれません。
なお、J3のクラブの経常利益で黒字を記録しているのは、14のクラブのうち、
鳥取+3百万円、秋田+2百万円、藤枝+2百万円
の3クラブしかありません。
また、当期純利益で黒字になっているのは、14クラブのうち、4クラブだけです。
14クラブ中10クラブが赤字となっている中、ブラウブリッツは、前年比で支出を+81百万円増やしたにもかかわらず、営業利益の赤字を3百万円にとどめ、経常利益、当期純利益とも2百万円の黒字にしました。
成績面では、8位に終わりましたが、秋田のチーム人件費は14クラブの中で7位。
これにJ1予備軍のU-23の3チームを入れると10位になってもおかしくない中、8位という結果は妥当であると判断します。
限られた予算の中で結果を出したこともそうですし、増収を達成したフロントの方々を大いに評価したいと思います。
ピッチで試合に勝つだけがクラブの戦いではありません。
収益力を高め、クラブを存続、発展させることも立派な戦いです。
これからも頑張れ、株式会社ブラウブリッツ秋田!!
俺も可能な限り、支援を続けます!!


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