ブラウブリッツの損益を他クラブと比較する

 2014-07-30
7月27日の長野戦の観戦記を書く前に、7月22日に開示された2013年度Jクラブの経営情報をもう少し見てみます。

2013年度Jクラブ経営情報開示
http://www.j-league.or.jp/release/000/00005923.html

2013年度(平成25年度)Jクラブ個別情報開示資料
http://www.j-league.or.jp/aboutj/document/pdf/club-h25kaiji.pdf

2013年度のブラウブリッツの損益を福島、町田、相模原、長野、金沢、そしてJ2に昇格した讃岐と比較してみましょう。
まずは、営業収益から。

(単位:百万円)
-----秋田*福島*町田*相模*長野*金沢*讃岐
営業収益計 188* 207* 363* 111* 308* 278* 220
広告料収入 103* 134* 204* 081* 228* 189* 090
入場料収入 011* 011* 032* 015* 023* 008* 025
アカデミー収入 027* 016* 006* 000* 011* 021* 026
その他収入 041* 046* 069* 015* 039* 060* 078

秋田の収益の割合は、次の通りです。

広告料収入 55%
入場料収入  6%
アカデミー収入 14%
その他収入 22%
Jリーグ配分金 3%

秋田の入場料収入は、金額にして1,100万円、収入に占める割合は6%しかなく、アカデミー関連収入の半分もありません。
また、秋田の金額を100%とした場合、他クラブは次のようになります。

(単位:%)
-----秋田*福島*町田*相模*長野*金沢*讃岐
営業収益計 100* 110* 193* 059* 164* 148* 117
広告料収入 100* 130* 198* 079* 221* 183* 087
入場料収入 100* 100* 291* 136* 209* 073* 227
アカデミー収入 100* 059* 022* 000* 041* 078* 096
その他収入 100* 112* 168* 037* 095* 146* 190

これを見ると、秋田のアカデミー関連収入は、これらのクラブよりも上回っています。
ちなみに、上記には記載していませんが、YS横浜のアカデミー関連収入は、93百万円もあり、J3ではダントツです。

また、秋田の入場料収入は、金沢を除くJ3の強豪と比べると、少ないのが分かります。
例えば、相模原は、秋田の60%の収入しかありませんが、入場料収入に限れば、秋田の1.36倍あります。
秋田にとっては、入場料収入をいかに増やすかが課題ですね。

次に、支出について。
支出については、チーム人件費に焦点を当てて比較してみます。

(単位:百万円)
-----秋田*福島*町田*相模*長野*金沢*讃岐
チーム人件費 070* 052* 115* 035* 154* 100* 084

このチーム人件費にフロントの人件費を含んでいるのか分からないが、含めないとして仮定し、チーム人件費は、選手・スタッフだけの人件費だと仮定しよう。
その場合、秋田を100とすると、
福島74%、町田164%、相模原50%、長野220%、金沢143%、讃岐120%となります。
ちなみに、2013年度の秋田のチーム人件費は、10チーム中5位です。
去年のチーム人件費が5位であることを考えると、今季の目標を5位以内としているのは、妥当なのかもしれません。

最後に、損益について。

(単位:百万円)
-----秋田*福島*町田*相模*長野*金沢*讃岐
*営業利益 -020* 002* 006*-004*-029* 000* 001
営業外収益 026* 001* 001* 004* 000* 002* 005
営業外費用 002* 000* 004* 001* 000* 000* 002
経常利益 004* 003* 003*-001*-029* 002* 004
当期純利益 004* 004* 002*-001*-029* 002* 004

秋田の営業利益は20百万円のマイナスでしたが、営業外収益が26百万円あったことで、経常利益では、4百万円のプラスとなりました。
J3の11クラブのうち、5クラブが赤字となっていますが、秋田は黒字でした。
なお、黒字となっている秋田以外の5クラブの黒字も、秋田と同等の金額ですね。

以上、ざっと比較してみましたが、秋田の収益力は、J3の平均レベルですが、J3の強豪には及ばないレベルです。
秋田の収益力が脆弱であるのは、否めませんし、財務基盤も脆弱です。
ただ、アカデミー関連は健闘しているのかなと。

入場料収入が少なく、スポンサーがあってこそのブラウブリッツ。
残念ながら、入場料収入での貢献度は、スポンサーからの広告料収入に遠く及ばないばかりか、アカデミー関連収入の後塵も拝しているのが現状だ。
だからと言って、サポーターへの対応を軽視してもいいという話にはならないことをフロント、選手、スタッフは認識すべきだ。

ゴール裏にいるサポーターは、年間パスやチケットを買って来ている人だけではない。
スポンサーとしても支援しているサポーターもいるし、株主のサポーターもいる。
サポーターを軽視することは、年間パスの売上げにとどまらず、スポンサー契約、株主対応や今後の増資にも影響する可能性があることを認識すべきだ。

5月のアウェイでの町田戦の後、サポーターから遠く離れた場所で一礼だけしてすぐに引き上げた選手達を見て、対戦相手の町田サポーターからも、遠くから来たサポーターに対してあれはないんじゃないの?という声があがっていた。
相手サポーターから、あれはないんじゃないの?と言われるような対応でいいのだろうか?
弱い上に、入場料収入が低いチームであれば、なおさら観客への対応を考えなければならない。

選手による観客への挨拶や呼び掛けなどは、お金を掛けずとも、すぐにでもできることだ。
フロントの方々については、予算がなくとも、観客のために何が出来るのか考え、そして実行してほしいし、選手もそれに協力してほしい。


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