天皇杯2回戦に行くぞ!
前は、代表よりクラブチーム優先とか言ってる人の気持ちがまったく理解できなかったが、今は理解できそうな気がする。というか既に俺自身がそんな人になってる?
日本代表の試合と天皇杯2回戦、どちらか選べと言われて、当然、家から自転車で
もっとも、日程がかぶってないので、どちらか選べという話でもないんですが...
サポの中には土曜日の代表戦を生観戦してから日曜日のモンテディオ戦を見るという方もいるでしょう。
さて、9月の予定であるが、栃姥戦は予定に入っているが、それ以外の9月の土日で1回行くとしたら、千葉国体の1回戦(9/26)か天皇杯2回戦(9/5)になるが、千葉国体は準決勝(9/28)もしくは決勝(9/29)のいずれかに参戦することとして、9/26はパスしてモンテディオ戦に参戦することにした。
え、平日にやる千葉国体の準決勝もしくは決勝のいずれかに行けるのかって?
行くのは当然でしょ。中間決算?そんなの関係ねえ!
と威勢の良いことを言ってますが、千葉国体の会場に俺の姿があるかどうかは保証できません(笑)
(追 記)
タイトルに「土曜日は埼スタで代表戦ですが」と記載されてましたが、代表戦の開催場所は日産スタなので、タイトルを「天皇杯2回戦に行くぞ!」に変更して、本文もこれに合わせて修正しました。
本当に日本に住んでるのかと言われそうな間違いをしてしまい、大変失礼しました。
能代高校、軟式野球で2度目の全国制覇
おめでとうございます。
魁によると、能代は過去3回、決勝に進出していて、1979年は静岡商業に2-4、1995年は作新学院に1-6で敗れたものの、1982年は4-3で玉野を破って優勝しているとのこと。
能代は今回で通算4度目の決勝進出で2度目の全国制覇。立派です。
さあ、次は秋田県の硬式野球部の番だ。
来年こそは頑張ろう!
日本製紙石巻、初戦で惜敗
相手のヤマハは、日系ブラジル人などのブラジル人が多い土地柄ということもあってか、先発投手はナテルという中南米系の外人。
阿部博明選手は、日本製紙石巻(以下石巻)の3番バッターとして出場しました。
石巻は1回裏、補強選手の3番・阿部が二塁打で出塁すると、4番・小野寺にも二塁打が飛び出し、1点を先制。
その後は投手戦となるが、6回表、疲れの見えてきた石巻の先発、久古からマガリャエスの2ランと嶋岡のソロでヤマハが3-1と逆転する。
しかし、6回裏、3番・阿部がソロアーチを放ち、石巻が1点差に追い上げる。
追いつきたい石巻だったが、逆に8回表に相手の4番にソロホームランを打たれ、4-2と再び2点差に。
結局、石巻はそのまま敗れました。
ちなみに、阿部選手は3打数2安打(二塁打、ソロホームラン)1打点の活躍でした。
阿部選手ならびに日本製紙石巻の選手の皆さん、お疲れ様でした。
それにしても、石巻の久古投手、なかなかのピッチャーみたいですね。
来年以降もTDKの前に立ちはだかりそうな存在です。
天皇杯秋田県予選決勝
また、FWで起用された久保田が3得点し、ハットトリックを達成した模様。
ブラウブリッツの勝利は、両者の所属カテゴリーを考えれば順当な結果ですが、ミニ国体と今日の試合で久保田が活躍したことで、今後の久保田をどう起用するか、横山監督としては悩み事が増えましたね。
いずれにしても、ブラウブリッツが勝利したことにより、
天皇杯1回戦で山形大学と対戦することが決定しました。(9月3日(金)19:00キックオフ)
そして、1回戦の山形大学に勝てば、
天皇杯2回戦でモンテディオ山形と対戦します。(9月5日(日)18:00キックオフ)
電車と夜行バスのチケットの手配でもしようかな...
行くとした場合の交通手段は、行きは18きっぷ、帰りは夜行バスを予定しています。
2006都市対抗野球決勝戦
準決勝に続いて決勝戦も18時からの試合なので、この日も17:30に終業のチャイムが鳴ると同時に会社を出て東京ドームを目指す。
この日も先発隊約1名が先に行っていたが、昨日とは比べ物にならないぐらい人が来ているとのメールが入る。
泣いても笑ってもこの試合が最後。
この日、秋田からは特別応援列車だかバスが運行され、6000人が東京ドームに来たらしい(ホントかな?)
旧仁賀保町の人口が1万2千人なので、旧仁賀保町の半分近くの人が来た計算になる。
ちなみに、この日のTDK側の観客数は1万人ほどだったらしい。
試合は準決勝と同じくTDKの先攻で始まるが、1回表のTDKの攻撃は三者凡退。
そしてTDKの先発は野田。前日の準決勝では3回5失点でKOされたが、雪辱を期しての先発となった。
野田は起用された期待に応え、野田も日産打線を三者凡退に切って取る。
その後も両投手の投げ合いが続く投手戦となったが、試合が動いたのは3回裏の日産の攻撃。
日産の先頭打者がこの試合両チーム通じて初ヒットとなる2ベースヒットを放ち、無死2塁のチャンスを作ると、次打者のバントの打球を野田が取って3塁へ送球。だが、誰もいない!ボールが転々とする間に2塁ランナーがホームインし、日産が先制した。
3回を終わって1つの残塁も記録していないTDKであったが、4回表にすぐさま反撃する。
先頭の1番・小町が内野安打で出塁し、盗塁も決めると、3番・高橋にもヒットが出て1死1、3塁のチャンス。
4番・ミスターTDKこと佐々木はセカンドライナーに倒れるが、5番・高倉がレフト前にタイムリーヒットを放ち、1-1の同点に追いつく。
そして続く6番・岡崎にもタイムリーヒットが飛び出し、2-1と逆転に成功。
追加点がほしいTDKは6回に続き、7回も先頭打者が塁に出る。
送りバントも決まって1死2塁のチャンスを作ったが、代打の川本はショートフライで2アウト。チャンスを潰したかに思えた。
ここで日産はここまで被安打6、失点2の石畝を交代させる。
すると、交代した日産の高崎は、いきなりワイルドピッチ。2塁ランナーが3塁に進む。
これで終わりかと思ったら、高崎は1番・小町を追い込んでから、またしてもワイルドピッチし、3塁ランナーがホームインし、3-2とTDKがリード。
そして、気落ちした高崎から小町が2ベースヒットを放ち、2死2塁。続く阿部博明にも2ベースヒットが飛び出し、TDKに4点目。スコアは4-2となった。結局、高崎は1アウトも取れずに降板。
ラッキーな追加点に喜ぶTDK側スタンドであったが、日産も意地を見せる。
7回裏、日産も先頭打者がヒットで出塁すると、TDKと同じように2死2塁のチャンスを作る。
ここで日産にもタイムリーヒットが飛び出し、1点差に迫る。
しかし、次打者を野田が抑えて日産の攻撃は終了。
8回表のTDKは先頭打者の4番・佐々木がライト前ヒットで出塁し、送りバントも成功したものの、追加点を奪えず。
8回裏の日産も野田の前に三者凡退で得点を奪えず、残るは9回の攻防となった。
9回表のTDKは先頭打者の福田が四球で出塁し、またしても送りバントを成功させたものの、追加点を奪えず、9回裏の日産の攻撃を迎えることとなった。
9回裏のマウンドは、野田が続投。
日産の先頭打者をセカンドゴロに打ち取る。
ここでTDKの舟木監督はショートの小町を池尻に交代。
7回裏には高橋が松本に交代し、8回表には高倉に代打を出したので、この瞬間、グラウンドで守っているのは、TDKの選手だけとなった。
最後の瞬間は秋田県在住の選手だけで迎えようという舟木監督の配慮か?
舟木監督にこういう配慮があったかは分からないが、俺はグラウンドに立っているのは秋田県在住の選手だけという状況を見て、涙が出てきた。
秋田県のチームが全国制覇を成し遂げようとしている。しかもグラウンドに立っているのは秋田県在住の選手だけ。
この状況を見て、俺はこの後、日産に同点に追いつかれて負けてもいいと思った。
すると、日産の打者が打ち上げた打球がレフト方向に高く上がった。一瞬、ホームランか?と思ったが、深めに守っていたレフトがフェンス際でこれをキャッチ。TDKの勝利まであと一人となる。
そして、日産の最後の打者の打球はライトに上がり、ライトの岩井がこれをキャッチして試合終了。
この瞬間、TDKの都市対抗野球優勝が決まった。
TDK、秋田県勢として初優勝であるだけでなく、東北勢としても初優勝となった。
これまで8回出場した都市対抗で、すべて初戦敗退したチームが、初勝利を挙げただけでなく、優勝までしてしまった。
秋田県に生まれて良かったと心の底から思った。
そして、大会を通じての本荘高校出身の佐々木選手の活躍には本当に感動した。
1回戦こそノーヒットに終わったが、2回戦ではホームラン、準々決勝でも打点を挙げ、準決勝ではホームランと満塁ホームランで5打点の活躍。
スタンドでは周りの見知らぬ人達とも優勝の喜びを分かち合ったが、その中には、俺が高校1年の時の野球部のエース、阿部光投手のお父さんもいた。
6000人の秋田県人、そして4000人の首都圏在住の秋田県人とTDKを応援する人々もTDKの優勝を祝福していた。
そして、当然、試合会場に来られなかった何万人もの秋田県人もTDKの優勝を喜んでいただろう。
いつの日か、もう一度、この瞬間を味わいたい。
そして都市対抗だけでなく、サッカーでも大勢の秋田県人と一緒に東京で勝利の喜びを分かち合いたい。
天皇杯を勝ち抜いていけば、国立競技場で秋田県のチームが戦う姿を見ることが出来る。
そのためには、ブラウブリッツの選手には頑張ってもらわないといけないし、サポーターとしてもそれを支えていかなければならない。
元日の国立に行くぞー!!ブラウブリッツ頑張れ!!
2006都市対抗野球準決勝
18時からの試合なので、17:30に終業のチャイムが鳴ると同時に会社を出て東京ドームを目指す。
仕事しててもTDKの応援が耳から離れず、早くドームに行きてえ~!という感じでした。
まあブラスバンド+スピーカーでガンガンやってるので耳に残るのは当然と言えば当然ですが。
ちなみに余談ではあるが、TDK野球部の応援は慶応大学の応援がベースになっている。
大学4年の時にも都市対抗を見に行ったが、TDKの応援を見て、これって慶応?と思ったが、確認する意味で今回、観客席にいる若い人に「慶応の応援団ですよね?」と聞いたら、「そうです。でも内緒ですよ」とのお返事をもらった。
さて、準決勝の日、先発隊約1名は先に行っていたが、すごい人で席をキープするのが難しいので、早く来てくれとのメールが入った。
1回戦、2回戦と違い、準決勝ともなると人の入りが違うようだ。
先攻はTDK。1回表に1死2塁のチャンスを作るも後続が倒れて無得点。
1回裏の日本通運の攻撃。TDKの先発、野田を攻め、1死1、3塁のチャンスを作ると相手の4番・下窪にスリーランホームランが飛び出し、日本通運が3点を先制。その後も四球とヒットでピンチを招くが、なんとか野田が踏ん張る。
TDKの打線は強力ではないので、初回の3点が重くのしかかるが、同点に追いつくのを信じて必死に応援する。
3回表、2死走者なしで、4番の佐々木に打席が回ってきた。
ここで佐々木に右中間へのソロホームランが飛び出し、1点を返す。
佐々木は2回戦のJR東海戦に続いて2本目のホームラン。
さすが本荘高校野球部出身!点が入ったので、TDKの社歌が流れる。俺はTDK社員じゃないので、歌えなかったが、さすがに観戦3試合目になるとサビの部分だけは歌えるようになっていた。
よし、これで追いつけるぞ!と思ったのも束の間、3回裏、日本通運に2ランホームランが飛び出し、日本通運が5-1と4点リード。
ここでTDKの野田は降板し、補強選手の関にマウンドを譲り、関が後続を絶つ。
しかしながら、4点リードされたことで重苦しい雰囲気が周りを包む。
4回裏、TDKは2死満塁のピンチ。しかもバッターは初回に3ランを放っている4番・下窪。
このピンチに関に代わって登板した藤田が下窪をセカンドフライに打ち取り、なんとかピンチ脱出。
ピンチの後にチャンスあり。5回表、TDKは相手エラーで1死2塁のチャンスを作ると、3番・高橋の代打、松本がセンター前にタイムリーヒットを放ち、2-5と3点差に迫る。続く佐々木、高倉は外野に強烈な打球を放つが、相手のファインプレーもあってスリーアウト。
しかしながら、相手投手の球をとらえてきている。同点に追いつく期待が高まる。
そして6回表、TDKは先頭の岡崎の2ベースヒットとセカンド強襲ヒット、ではなくエラーで無死1、3塁のチャンスを作り、ダブルプレーの間に1点を返し、3-5と2点差に迫る。
6回裏の日本通運の攻撃も藤田が3人で抑え、味方の逆転を待つ。
7回表のTDKの攻撃。先頭の1番・小町が内野安打で出塁すると、日本通運の先発、エースの益田が降板。
TDKは代わったばかりの相手投手の立ち上がりを攻め、2者連続でセーフティバントを決め、無死満塁の大チャンスを作る。
バッターは4番・佐々木。ミスターTDKの佐々木にとって、これ以上ない舞台だ。
点差は2点。ここで満塁ホームランが出れば、7-5と一気に逆転する。
スタンドの「かっとばせ、かっとばせワタル!」の大声援が佐々木を後押しする。
ホームラン打ってくれ!頼む!と祈っていたが、ここで佐々木にレフトスタンドに入る、満塁ホームランが飛び出し、TDKが7-5と逆転!!4点差をひっくり返し、逆に2点のリードを奪った。
7回裏の日本通運の攻撃も藤田が3人で抑え、完全にTDKのペース。
8回表にはTDKの1番・小町の代打、阿部善選手にソロホームランが飛び出し、8-5とリードは3点に広がった。
8回裏の日本通運の攻撃も3人で抑え、これで勝ったと思った。
9回裏の日本通運の攻撃。先頭打者をセンターフライに打ち取り、TDKの勝利まであと2人となる。
続く1番打者にヒットを許すが、2番打者を三振に切って取り、TDKの勝利まであと1人となる。
しかし、ここから日本通運が意地を見せる。TDKの藤田が3番打者に四球を与え、2死1、2塁。相手打者は4番の下窪。
ホームランが出れば8-8の同点になる。
ここで下窪も4番打者の意地を見せ、ライトへ強烈な打球。やべえ、入ったか、と思った打球はあわやホームランという当たりでフェンスの最上段に当たるタイムリー2ベースヒット。
1塁ランナーもホームに向かうかと思ったが、3塁でストップ。
TDKは2死2、3塁のピンチ。流れは完全に日本通運に。8回裏が終わってこれで勝ったと思ったが、やはり都市対抗は甘くない。
ここでTDKは藤田から田口に交代。
代わった田口だが、日本通運の流れを止められない。
5番の代打に投げた球はセンター前へのヒット、3塁ランナーがホームインして1点差、そして2塁ランナーもホームへ突進、やばい、同点に追いつかれる!と思ったが、この日、途中出場のセンター熊谷(秋商出身)がこの打球を走りながらキャッチすると、ホームへダイレクト返球。
これが見事にキャッチャー福田に届いて、2塁ランナーはタッチアウトとなり、試合終了。
TDKが打撃戦を8-7で制して、初の決勝進出を決めた。
本荘高校出身の佐々木に2本のホームランが飛び出し、しかも1本は逆転満塁ホームラン。
最後の熊谷のバックホームにも痺れた。
手に汗握る最高の試合だった。
2006都市対抗野球準々決勝
ちなみに、このホンダはJFLのホンダと違って埼玉県狭山市にあるチームである。
この試合だけ、観戦に行けなかったので、PCで戦況を見守っていました。
試合はTDKの先攻で始まり、初回に4番・佐々木のタイムリー二塁打などで2点を先制すると、その後も着々と加点。8安打で5点を取る効率的な攻撃を見せた。
守っては、TDKの先発の田口は、7回2/3を9安打2失点(自責点1)に抑え、補強選手の関につなぎ、9回裏1死から登板した野田が2連続三振を奪い、ゲームセット。
JR東海以上の強豪のホンダに5-2で勝利し、TDKは準決勝に進出した。
まさか、まさかの準決勝進出。
ちなみに、4番・佐々木は5打数1安打1打点。
2試合連続で打点を記録しました。
2006都市対抗野球2回戦
1回戦でTDKの投手の球速が最速でも135kmほどだったこと、また相手の投手の球速も130kmほどしかなかったのにあまりヒットが出ていなかったので、強豪のJR東海相手に勝つのは厳しいと思いながら試合会場に入った。
この年の都市対抗で、最も勝ち目がないと思って試合会場に足を運んだ試合だった。
俺としてはTDKの勝利よりも本荘高校出身の4番・佐々木選手の活躍を見れればという感じだった。
試合はJR東海の先攻で始まった。TDKの先発は1回戦に続き、野田。
野田は1回表を三者凡退に抑える上々の滑り出し。
対するTDKの1回裏の攻撃、2死2塁で4番の佐々木に打席が回ってきた。
1回戦では4打席ノーヒット2三振といいところがなかったので、今度こそ打ってくれ!と期待したが、あえなく空振り三振...
2回表のJR東海の攻撃は4番から。すると、相手の4番にソロホームランが飛び出し、JR東海が1点を先制する。野田にとっては、この大会で初失点。
試合は1回戦と同じように投手戦となった。
昔の都市対抗野球は金属バットを使っていたので、10点を取り合うような打撃戦が多かったが、いつの間にか木製バットに変わったために、都市対抗野球でも投手戦が見られるようになったのだろう。
そんな中、4回裏のTDKの攻撃。2死走者なしの状況で、4番・佐々木選手が打席に立つ。
大声で応援しながら、心の中で、今度こそ打ってくれ!と祈っていたが、センター前にヒットが飛び出し、この大会で初ヒット。
タイムリーではないが、本荘高校出身の選手がヒットを打ってくれました。
TDKの先発、野田は6回を終了し、4安打1失点と好投を続けていたが、7回表にまたしても先頭打者の相手の4番にソロホームランを浴び、0-2とリードを許し、降板。
マウンドには田口が上がる。
田口は身長170センチながら140kmの速球を投げる投手。
小さいのに速い球を投げるのにはびっくりしたが、2連打を浴び無死1、3塁のピンチを迎える。
TDKは6回を終了し、3安打しか打っていないため、大量点は期待できないので、ここで追加点を許せば勝利の可能性は低くなる。
この絶体絶命のピンチを三振とスクイズ外しと三振で切り抜けて、7回裏の反撃を待つ。
7回裏、1死走者なしで、4番・佐々木選手が打席に立つ。
ホームランかっとばせ~、本荘高校の意地見せろ~と俺が叫ぶ中、佐々木選手はレフトスタンドに追撃のソロホームラン。1点を返す。
このホームランに触発されたのか、TDKはこの後、2死3塁のチャンスを作ると、7番・小町の代打の岡崎がライト前にタイムリーを放ち、2-2の同点に追いつく。
TDKは同点に追いついたが、田口はピリッとしない。
ヒットや四球でピンチになるが、なんとかしのぐ。
JR東海の投手もTDK打線を抑えて、延長戦に突入。
10回の表はようやく安定してきた田口が三者凡退で抑えると、10回裏のTDKは1死3塁のサヨナラのチャンスを作る。
ここで2番・阿部の打球はレフトライナーとなり、チャンスを失ったかに見えたが、続く3番・高橋がライト前に落ちるサヨナラのタイムリーヒット。
強豪のJR東海相手にまさかの勝利。TDKが準々決勝に進出した。
この試合で、4番・佐々木は2安打(1本はホームラン)と活躍。
本荘高校出身の選手が活躍するのは本当に嬉しい。
打撃陣も10回で11安打を放ち、打線に元気が出てきた。
また、投手陣も2人の継投で強豪のJR東海を10回2失点に抑えた。
この試合でようやく投手はスピードだけが武器じゃないんだなと認識。
野田には140km超の球速がないが、それでも強豪打線を抑えられるのであれば、TDKにも勝機はある。
今後の試合が楽しみに思えてきた一戦であった。
2006都市対抗野球1回戦
本荘高校は天理高校相手に5-7で惜敗し、甲子園からの帰りの電車では号泣しながら帰った。
本荘高校は負けたが、まだTDKが残っている。
甲子園で負けた借りは東京ドームで返す!そんな気持ちで東京ドームに向かった。
TDKはこれまで8回都市対抗野球に出場していたが、未だに勝ったことがない。
1回戦の相手の伯和ビクトリーズ(東広島市)も1度出場したようだが、その時は1回戦で敗退。
どちらが勝っても都市対抗野球初勝利となる一戦であった。
選手の一覧を見ると、TDKの4番は本荘高校出身の佐々木選手。
俺の1つ下の学年で、顔には見覚えがあった。
30代半ばになろうとしてるのに現役で、しかも4番とはすごい。
この試合に限らず、佐々木選手が打席に入る際は、本荘高校の健闘歌を大声で歌ったり、本荘高校の意地を見せろー!!と大声で叫んでました(笑)
先攻は伯和ビクトリーズ、TDKの先発は野田。
野田はエースらしいが、どれぐらいのスピードの球を投げるんだろうと思っていたら、130~135km。
甲子園に出場する投手の平均的なスピードと変わらない。
都市対抗野球は10点ぐらい入る打者優位な大会だとの印象があったので、こんなスピードで大丈夫かな?と思っていたが、初回の1死1、2塁のピンチをダブルプレーで切り抜けると、2回から5回まですべて三者凡退で抑えるパーフェクトピッチを見せた。スピードだけが投手の武器じゃないんだなと。
対するTDKは補強選手3人が4回までに1本ずつヒットを打つが、それ以外の選手はノーヒットで、無得点。
試合が動いたのは、5回裏、阿部博明選手が先制タイムリーヒットを打つと、続く補強選手の高橋選手にもタイムリーヒットが出てTDKが2点先制。
続く4番の佐々木選手(本荘高校出身)に期待が懸かるが、空振り三振でチェンジ。
試合はその後も投手戦が続き、2-0のまま9回表に。
TDKはこの回を1点以内に抑えれば、都市対抗野球初勝利となる。
9回表も野田は伯和ビクトリーズ打線を三者凡退に抑え、完投&完封勝利。
9回目の出場で、TDKが都市対抗野球初勝利を挙げた。
野田は4安打完封。TDK打線は6安打で2点。
TDKの都市対抗野球初勝利は、目から汗が出るくらい嬉しかったが、同時に本荘高校出身の4番の佐々木選手は4打数ノーヒットで2三振(ともに空振り三振)。
特に8回裏の空振り三振は変化球にまったくタイミングがあっておらず、本荘高校出身の選手だと通用しないのかと寂しい気持ちになった。
都市対抗野球の補強選手
にかほ市代表のTDKは残念ながら予選で敗退したため、出場できませんが、内野手の阿部選手が日本製紙石巻の補強選手として、また投手の大原選手が七十七銀行の補強選手として入っており、阿部選手はレギュラーとして出場するんじゃないかと勝手に思っています。
日本製紙石巻の初戦は8月30日の14:00(対戦相手はヤマハ)。
そして七十七銀行の初戦は9月1日の18:00(対戦相手はNTT東日本)。
観戦に行くかは未定ですが、阿部選手と大原選手の活躍に期待したいと思います。
さて、4年前の2006年の都市対抗で、TDKは優勝しました。
この時は5試合中4試合を観戦しましたが、その時の観戦記を書いていきたいと思います。
まずは、1回戦の伯和ビクトリーズ戦から。
(続きは次のエントリーへ)